猫背
猫背は肩が前に入って上半身も前かがみになりますが何故でしょう?猫背を正そうと頑張って背筋をのばしても疲れるだけです。
肩が前に入るのは胸の筋肉群(大胸筋・小胸筋・肩甲下筋・前鋸筋等)が引っ張るから、前かがみになるのはお腹の筋肉群(腹筋・腹斜筋等)が引っ張っているからと考えられがちですが、猫背の原因は『足』にあります。
足の重心バランスが外側(小指側)で踵にかかると下半身の重心は後ろに行きますが、上半身もそのままだと後ろに倒れてしまいます。だから上半身は前かがみになって倒れないようにバランスを取っているのです。
その状態で胸の筋肉や腹筋群等や背中の筋群を治療しても一時しのぎにしかなりません。家に帰る頃には
ですが足のバランスを親指側にし指が地面に付くように治療をしてあげると、下半身の重心は前にそして上半身は前かがみのままだと前に倒れてしまうので、バランスを保つために上半身を起こします。結果猫背は解消されています。
猫背が原因の肩こりの20代女性。
まず全身を施術するが「まだ肩が楽にならない」と言われます。そして足だけに鍼治療すると「肩首が楽になりました。姿勢もすごく良くなります」となりました。